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31.Jul.Sun 【結構大変】
 日曜日の勤務ということで、結構余裕、と考えていたらさにあらず。結構、バタバタと起こってまさにてんてこ舞い、ってな感じになる。自分が普通に過ごしている間にも世の中では色んなことが起こっているのだ。
 一ヶ月前は全くお話にもならなかったオンエアディレクター業務も、こういう(自分なりの)難関を経て、何とか慣れてきた。今の職場がどこまで自分に合っているかはわからないけど、少なくともこういう事に対するスキルを早いとこ上げて、もうちょっとラクに仕事に臨めるようになればいいな、と思う。
 それにしても、写真が全然ないな、今月の日記。早くデジカメの充電器を発見しなくては。
30.Jul. Sat 【くじら】
 東京から、前の番組の前のプロデューサーがやって来ていたので、仕事終わりでみんなで食事に。そこは珍しい「クジラ料理」のお店。お刺身からしゃぶしゃぶまで、くじらのフルコースだ。捕鯨禁止になる前から鯨肉は好きだったので、久々のくじらに満足。クジラが絶滅しても困るけど、クジラは美味しい。グリーンピースの人が聞いたら怒るだろうな…。
 大阪らしく、そこには名物のオジサンがいて、(料理長なんだけど)その人がフリップと模型を使ってクジラについて様々に蘊蓄を語る。途中、ボケたりもするのでしっかりと突っ込みを入れないといけないのも大阪流。普段はお好み焼き屋さんくらいしかいかないので、大阪にはこんな店があるんだ、と勉強になりました。
 会としてはひたすらある方を慰める会、みたいな感じになり、同じ境遇にあるものとしては慰めている場合じゃないのですが、一緒に慰めてました。
29.Jul. Fri 【早くもきよし師匠と…】
 始発で大阪に戻る。今日は、今までとはうってかわって特番の仕事。以前所属していた部署の手伝いに応援に行く、というコトなのである。イラクがどうしたとか、アスベストがどうしたとか言ってたのに、今日は水族館のラッコの水槽に入って仕事をしておりました。
 大阪の芸能界での仕事と言えば、忘れてならないのが西川きよし師匠。大阪で仕事をするようになっておよそ1ヶ月。早くも師匠とお仕事をさせてもらうことになりました。本当にサービス精神の固まりみたいなかたで、バタバタしたにも関わらず、見事にこなして頂きました。
 東京からも中継部隊がきていたのでちょっとお手伝いなどして、夜はトータルワークアウト。さすがにクタクタになりました。
28.Jul. Thu 【眠い…東京へ】
 今日は東京に写真集用のネガを持って行く日。今度の写真集には古くは1997年くらいから、今年のものまであるんだけど、ネガが完全に整理されている訳ではないので、結構パズルみたいな作業になる。昨日も寝てないのに今日も眠れずに、結局7時くらいまでかかってネガを並べる。
 …で、8時半の新幹線で東京へ。さすがにしんどくてグリーン席。寝て起きたら16日ぶりの東京である。まずは渋谷へ行ってTSUTAYAのカードを更新。(これは大阪でも使えるので)そしてボサボサに伸びた髪を切りに表参道の
「TIECIEL」へ。当初は関西の美容室を紹介してもらおうと思っていたんだけど、こんな感じで通えればいいな、と。
 そして懐かしの旧仕事場へ。普通にぬーっとやって来た僕に皆のリアクションが面白い。今はまだ、こうして変わらないスタッフルームに帰っていけるけど、半年、1年と経つうちにこのメンバーも変わっていくんだろうなぁ…。隣のビルで写真集の翻訳の打ち合わせなどして、PlaceMにて瀬戸さんと打ち合わせ。やっぱ、まだ文章は直さないといけないなぁ…。
 その後、新宿2丁目のタイ料理屋さんで仕事仲間と夜中まで。しかし、男と男の世界、2丁目の独特の雰囲気はすごかった…。
26.Jul. Tue 【有朋自遠方來 不亦樂乎】
 大阪でロケがあったJJ編集部のアンコさんが大阪へやって来たのです。本当は別の場所らしかったんだけど、様々な偶然が重なって、アンコさん、初めてのグリコ前にやって来たのです。「友遠方より来る、また喜ばしからずや。」
新幹線で2時間半の距離でこれですから、昔の人はさぞかし嬉しかったでしょう。僕も折からの台風などで、ちゃんと来られるか心配しましたけど。夜も遅かったので、あんまりじっくりとはいきませんでしたが、みんなの近況とか聞けてよかったです。また来てねー。
24.Jul. Sun 【ケビン再び!】
 今までの生活を維持する上で、欠かせないのが「トータルワークアウト」だ。今まで、あそこまでのめりこんでやってきて、今更、無かったこと、にはできない。東京を去るにあたり、多くの人から「ジムどうするの?」「ケビンできなくなるね?」という声をかけられた。
 しかし、何とトータルワークアウトには大阪店もあるのだ。しかも、うちからチャリで5分ほどのところに。そんな訳で、久々のジムに、朝から行って来たのである。
 まずは外観。なんと、食い倒れの街大阪は心斎橋の中心にあり、まわりはゲーセンと食い物屋ばっかりという、およそストイックさとはかけ離れた場所にある。エスカレーターを登って3階へ。やって来たトレーナーは、以前三田で研修していた子だった。
 それにしても狭い!結構歩いてると人とぶつかりそうになる。あと、やはりあの三田の独特の「虎の穴」的な雰囲気がなく、何となく空気が緩い気がした。「痒い所に手が届く」サービスを受け続けて来たので、その「手の届かなさ」にもいくつか驚きを感じながら過ごす。あげくにトリートメント(終わった後のマッサージ)。平気で20分とか待たせるし、頼まないとアイシングしないしで…。
 それでも、ずっと続けて来たトレーニングを継続させることができるのはすごいコトなんですが…。
22.Jul. Fri 【CATV】
今日、ついに我が家にケーブルテレビが入りました!テレビ局で働いていてなんですが、最近、家では全くと言って良いほどテレビを見ておらず(だってローカル番組が…)これでようやくテレビを満喫できるでしょう。

MTVとCNNとBBCとディスカバーとナショジオとヒストリー…あとフジテレビ721見られればいいんだけど。
『悲しき恋歌』の続きが見たい!
21.Jul. Thu 【明けです】
 で、そのまま徹夜明けしまして、お昼くらいから別の仕事開始。最近、問題化しているアスベストがらみである。今まで特に興味を持ってみていた訳ではないので一から勉強しないといけない。アスベストの種類だとか、対策の歴史だとか、病気の種類とか…。なかなか頭に入らなくて困ったけど、勉強するいい機会にはなった。それを形にしなくちゃいけないのが問題だけどね。
 夜、ロンドンで2度目のテロの報道。単なる模倣犯だと思ったけど、4カ所で同時に行なわれたというからには何かあるのかもしれない。そう言えば、今朝はエジプトで大規模なテロがあった。世界は大変なことになっているが、自分のまわりだけ、比較的平和な日々が流れている。
20.Jul. Wed 【泊まりです】
 今日は泊まり勤務というやつ。夕方くらいに会社に行って、そのまま翌日まで。あまり大きな事は起こらず、結局出動はなし…でありました。
19.Jul. Tue 【8分39秒】
 今までは、毎週のように15分くらいのVTRを作っていたりした訳だけど、尺の長さというのは番組によりけりで、現在の部署では長くて8分とか10分とか、そんな感じだ。異動したばかりだから最初は楽なネタで…なんて話もあったが、結局、8分39秒の企画VTRを担当させてもらった。
 ロケに編集…何度も書いたけど、今までと同じようでいて色々と違う現場に悩みつつ、赴任2週間で自分なりのVTRを作ってみた。多くの人のアドバイスを頂き、紆余曲折を経て完成した作品。オンエアが終わった後、多くの人から「良かったよー」という感想を頂く。まぁ、少なくとも自分の培って来たものがここでも通じるだろう、という事がわかって一安心。でもさ、すれ違う人、すれ違う人、みんなから「良かった」「面白かった」と言われて、もう鳥肌立ちましたよ。それだけ注目されてたんだって改めてわかって。
 これからもまた大変だろうけど、とりあえず今日は「やれやれ」感にひたろうっと。
17.Jul. Sun 【結婚式へ】
 今日は、昼に緊張の生放送のディレクターを少々。こないだ無理矢理特訓したので、何とかなった。しかし、この部署に来て2週間も経たないのに、(他の人も含めて)結構、責任重大な仕事が多いなぁ。その方が慣れるんだけど。
その後、現在制作中の企画の追加取材。暑い!
 夜、同期の結婚式。セレブ街道まっしぐらだった彼女ならではの素敵な式でした。それにしても、自分が結婚式VTRを担当していない結婚式に出るのは実に久しぶり。しかし同期の仲間が作ったVTRも、なかなか面白かった。(テレビ局員同士だけあってVTRが4本くらいあった)
 その代わりと言ってはなんですが、今日は式場のスチルカメラを担当。汗だくになって走り回り、およそ500枚ほど撮る。朝から晩まで盛り沢山でした。
15.Jul. Fri 【とりあえず…】
 一体どうやったらいいんだろう?と悩んで来た企画のロケの日。幸い、好天に恵まれて大阪市内と神戸でロケを敢行。頭を悩ませて捻りだした台本を手に、必死。出演者の1人は「台詞言うの、今日が初めてなんです」という青年。まぁ、確かに苦しいトコロはあったけど、この仕事が彼にとっていい思い出になったら嬉しいと思う。7月15日というのは当面の懸案の日だったので、とにかくヤレヤレ…と感じてます。

 ロケで留守中に来阪したデーブ・スペクター氏が僕を訪ねてフロアまで来てくれたらしい。「PO-Uさんいますか?」と聞いて「今日はずっとロケですねー」と言われたデーブ氏。「いや、きっと屋上で昼寝でもしているんじゃないですか?」と小粋なギャグを一つ置き土産にフロアを去って行ったという……。ありがとうございます。
 それにしても、あと一週間は休めないんだよなぁ。
【最近、写真が無い訳】
2つ理由があります。
1.引っ越し時に撮っていたフィルムが、引っ越しのバタバタでどっかへ無くなってしまった…。
2.最近は一日に一枚も撮れていないので、なかなかフィルムを現像できない。
 という訳で、そのうちまた写真満載でお届けしますので宜しく御願いします。
14.Jul. Thu 【大阪にて】
 普天王の勢いは止まらず、なんと今日は大関千代大海をも破りました。既に各メディアでは彼のブログが話題になってますが、毎日の取組みの感想なんか、本当に面白いです。久々の、相撲界の明るい話題ではないでしょうか?

 今日も朝からスーツで職場へ。どこぞの道路が陥没して車がハマった!というので早速現場へGo!実際、行ってみると穴は直径60cmくらいの小さなものでした…。
 でも深さは1m近くもあって、幹線道路でコレはやばいだろ!とも思う。カーブの場所だから車は減速していたけど、直線でハマったら大事故です。現場には市の建設局やら水道局やら交通局やら業者さんやらが集い、原因究明に大騒ぎ。でも、結構タバコ吸いながらだったりするところに大阪を感じるのでした…。

 大阪に来て驚いたことと言えば…

ゴミの分別が無い!
1.マクドナルドにて
 「おや?」と思ったのはマクドナルドでした。いつものように、残りの氷を捨て、プラスチック製のフタとストローを残して紙ゴミを捨てた時、「あれ?燃えないゴミはどっち?」。店員さんに聞くと、「そのまま入れて下さい」とのコト。ええ?と驚きつつ罪の意識背負って紙ゴミと一緒に捨てる…。
2.我が家にて
 そして我が家。住み始めて数日、僕は不動産屋に怒ったのです。「ゴミの日の指定くらいきちんと伝えろ!」と。不動産屋の答えは驚くべきものでした。「24時間、何を捨てても大丈夫です。業者が夜中に回収しています」
 ええ??これに関しては未だに謎が残る。その業者は回収しながら分別しているのだろうか?それとも一緒なのだろうか?東京では、燃えるゴミ、燃えないゴミだけではなく、資源ゴミとしてカン、ビン、雑誌、段ボールは別々に出し、ペットボトルや発泡スチロールトレイはスーパーの回収に出すように教育されてきましたし、実際にそれを忠実に実行してきました。それなのに、それなのに…。
3.松嶋菜々子の意義は?
 今、松嶋菜々子はCMで簡単につぶれるペットボトルをアピールしています。クシャ!とつぶすとペットボトルの妖精のような松嶋さんが「ありがとう…」と微笑みながら去っていく。いいCMなんだけど、大阪の人はこれを一体どう見ているんだろうか?と疑問に思いました。

 大阪に住んでみての驚きは、まだ色々あるので、ちょくちょく書いていきたいと思います。
13.Jul. Wed 【あれ?もう東京!】
 色々と大変な思いをして大阪へやって来た割には、あっさりと今日は東京でロケでした。昨日の夜8時くらいまで大阪の家にいて、そこから急いで新幹線で東京に来て、普通に家に帰ってアロワナ君とも対面した訳です。
ロケ自体はまぁ、無難な感じですが、カメラマンとの呼吸の合わせ方がわからないので、まるで新人ディレクターのような心境。トホホ…。

で、折角なので烏来で足つぼマッサージしてリラックス。渋ツタのぞいたりして、今までとあまり変わらないじゃん!

 で,更に、写真集を一緒に作っている瀬戸正人さん神林豊さんが会っているというので、昨日必死でまとめた写真集のキャプション片手に新宿御苑のギャラリーへ行って来たのです。
 転勤、引っ越しで何と1ヶ月も作業が中断してしまうという状況でしたが、今日は色々と段取り付けることができて、本当にあと1ヶ月で何とか形になりそうです。
 作業をしているとフラリと日本を代表する写真家、森山大道さんがやって来て、色々と話していかれました。森山さんは最近、ブエノスアイレスの写真集を出したり故郷の写真集を出したりと相変わらずのご活躍。
僕がこのギャラリーの個展をきっかけに今に至る写真道を歩むことになったのも、パレットクラブのカウンターで森山さんに写真を見てもらい、「あなた写真上手いね」と言ってもらったことがきっかけだったのです。

 とは言え、森山さんと直接会うのはそれ以来。10分くらいしてから「アッあの時のカウンターの!」と思い出して下さって良かったです。

 実は、瀬戸さんとの話で、今度出す本のオビには森山大道の推薦文をもらおう、という話になっているので、今日はネタふりとしては良かったと思います。

そんな感じで、すっかり自分が大阪に住んでいることすら忘れるような一日。夜7時半まで新宿御苑にいて、そのまま東京駅へ。
丸ビルをフラついてコンランショップで4000円の定規買って、そうして大阪へ戻って来た訳です。
東京の近さというのを実感した2日間でした。
手間としては群馬県に住んでる人とさして変わらないかもしれない。
何か、こういう二重生活みたいなのって楽しいかもしれません。
12.Jul. Tue 【普天王】
 普天王という力士をご存知でしょうか?出羽の海部屋の所属で前頭3枚目、昨日はなんと魁皇を破り、今日は初の横綱朝青龍戦だった人です。正直、僕もそんなに注目していた訳ではないのですが、先日某ソーシャルネットワークサイトを通じてネット友達(いわゆるマイミクですね)になりまして、俄然、応援を始めたのです。
 新聞やテレビでもブログをやってるIT力士として注目されていまして、昨日なんか場所中だというのにメールが届いてビックリしました。
 実は彼、高校時代にダグワドルジ(朝青龍の本名)に一度勝っている普天王ですが、今日は朝青龍の強烈な力に成す術はありませんでした。それでもあっさりとではなく、粘りに粘って負ける、といった感じでとても好印象。最近は取組み見ては、メールを送っています。
http://futenou.ameblo.jp/
が普天王ブログですので、のぞいてみましょう。力士の本音や生活ぶりがわかって面白いですよ!
 
 さて、今日は休みということで、車を車検に出したり、銀行やらカード会社に住所移転届けを出しまくったりしながら、滞っていた写真集のコメントに再び取り組む。もういつ書いたか忘れた位なんだけど、「ちょっと情感を無理矢理入れ過ぎ」的指摘をうけて直そう,直そうと思っていたのです。
 今読み返してみると、確かに「これは無理矢理だな」というものもあるけれど、「この表現は上手いね!」と我ながら驚くようなものもあり、自分の文章を客観視できて面白い。
 この調子で頑張って一気に完成まで持って行きたいところである。9月には出す!と固く決意をするのでした。
 翌日の仕事に備え、何と、最終の新幹線で東京へ…。(早くも)
11.Jul. Mon 【ハードル】
 そんな感じで朝を迎え、先週苦労した仕事の初本番。5秒ごとに3つくらいの事を考えないといけない作業は、完全にスポーツだと思う。とにかく練習した分だけしか上手くならない。最近は寝ていてもマジで夢に見る始末で、夢の中で「キュー」出ししている自分って一体…と思う。
 そして遂にその時がやってくる。待った無しで進行していく物事を落ち着いて整理しながら指示を出す、という作業。直前まで「大丈夫だろう」とタカをくくっていたが、いざ始まるとやっぱり「抜け」があるもので、結局は周囲の助けで何とかこなした、という感じ。でも一週間で何とかなってよかった。
 午後、前の番組のスタッフが大阪に来ていたので、合流。ちょうど夜勤明け&徹夜明けということで、落ち着いて食事も出来てよかった。そして早くも新居にご招待までしてしまった。よく考えたら大阪にも前から一緒にやってるスタッフもいるし、結構過ごしやすいのではないか??と気付き始める。(ヒルズはないけどさ)
10.Jul. Sun 【初現場】
 今日は泊まりで仕事。とはいえ前とは違い、基本的に(今のうちだけは)夕方から出社だし、基本的に(何もなければ)翌日の昼には帰れるというものらしい。(実際その通りにはならないらしいが)
 夜、某所で人が刺されたらしいという一報を受けて現場へ。異動してから初めての現場に少し緊張。前とはシステムが違うから色んなことを確認しながら体で覚えていくしかない。現場を回って証言を集めて…という手順は前と一緒なので、とりあえず何とか取材終了。
 これまでみたいに写真撮っている暇などなく、時間との闘いという事がよくわかりました。そのままそれが1分弱のニュースになってヤレヤレ。そんな初現場でありました。
9.Jul. Sat 【休日】
 街に待った休日、なんて言葉を使うのは久しぶりだけど、ようやく、といった感じで嬉しい。昨日の夜はドンキホーテで自転車を買ったのでそれに乗って街へ…などと思っていたがあいにくの雨。仕方なく傘をさして心斎橋、ナンバと歩く。実はここ数ヶ月携帯の調子が悪かったので、買い替えようと思っていたのだ。
 以前だったらあれやこれや研究をしたものだが、今回はそんな気合いも入らず、「今あるやつで写真の一番きれいなやつ」というだけで選択。でもFOMAだし、機能なんかは覚え切れないくらいありそう。
 あとは写真を現像したり足つぼマッサージ(これが下手だった)行ったりしながらブラブラして帰宅。少しでも…と片付けやら洗濯やらに追われる。そして念願の写真集の原稿書きに着手。大阪行きが決まって一ヶ月。本当に全く手が付けられなかったので、色んな人に迷惑をかけている。
 一気に仕上げよう!と思うものの、またもや睡魔に襲われる…。でもだいぶ、調子を取り戻して来た。
8.Jul. Fri 【5日目/セミ】
 ようやく駐車場の契約が出来た。一週間コインパーキングに入れていたから料金は9000円(←その割には安いが)、しかも小銭しか入らないということで、わざわざ銀行で両替までして90枚のコインで支払う。
 その後、神戸で下見、打ち合わせ。電車に乗って尼崎より西に行くのは何年ぶりだろう。かつてはこの電車で通勤していたこともあったので、不思議な感じ。夜には会社に帰って打ち合わせして帰宅。10時に帰宅できたのは画期的なので、着替えてフラフラ。
 公園の横を歩いていたら、視界の隅で何やらうごめくものが…。近づいてみて見ると、蝉の幼虫のようだった。テレビで見たところによると、何年もの間、地中で過ごした蝉の幼虫は、一気に目覚めて木に登り、羽化をしてその後の短い一生を終えるらしい。
 つまり、幼虫さんは地面に落ちていてはいけない訳だ。「よいしょ」と手でつかんで近くの木にくっつけてあげる。スルスルと登っていくのが面白く、写真に撮っていると、公園にいた人が「何撮っているんですか?」と寄ってくる。「蝉の幼虫が…」と説明すると、「あっここにもいるわ」となり、それぞれ木にくっつけてやると、蝉の幼虫の木登り競争のようになった。
 その後も1人で撮っていると、今度は「カタッ」と音がした。蝉の幼虫が木から落ちたのかな?と思って見ると、そこには中身の空っぽな抜け殻があった。そして見上げてみると、真っ白な体に緑色の羽根を伸ばそうとしている、羽化したばかりの美しい蝉の姿があった。
 街灯に照らされて透き通るような美しい姿。何か、不思議なものを見る事ができた夜だった。
7.Jul. Thu 【4日目/ロンドン同時多発テロ】
 ロンドンで同時多発テロが起きた。スペインでのテロを彷彿とさせるような地下鉄テロ。しかも今回はロンドン名物の2階建てバスまで吹き飛ばしている。現場が規制されるのが早かったのだろう、激しい映像はほとんど流れてこないが、しかし今この瞬間も多くの人があの地下に横たわっているのだろう。
 今すぐにロンドンに飛びたい気持ちになる。そこで一体何が起きているのか?この目で確かめてみたい。そう思って
BBCに釘付けになっていると、東京から「ロンドン行きたいでしょ」というメールが2件も来た。
 食事会を経て帰宅。今までと違ってスカパーが使えないし、BSも見られないので情報が入らないのが辛い。それより何より、夜12時過ぎると起きていられなくなっている…。
6.Jul. Wed 【3日目】
 昨日の続き。何か、試験を受けているような感じ。昨日、結構練習をしたので何とかなるけど、何とかしかなっていないのが現実。早いところ慣れたいなー。
 雨も激しいし。少しでも生活を安定させないと。
5.Jul. Tue 【2日目】
 研修みたいな感じで色々と教わる。今までのディレクター人生で割と避けて来た分野なので、あまりアドバンテージがないのが辛いところ。やっていることは新入社員とあまりかわらないような状態である。
 バーっと聞いて、しかもこれを早急に実践していかなくてはならない。前の職場の評判を落とさぬためにも、平気な顔してやらないといけないのだけれども、いざとなるとやっぱり経験不足が見えちゃうんだよねぇ。
 今日はみんなで飲み会、ではなく台湾直輸入のマンゴーかき氷を食べに行く。お酒を飲めない僕としては、いつもこういう感じだといいのにな、と思う。ミナミからはタクシーで660円。便利な場所に住んでいるなぁ。
4.Jul. Mon 【赴任】
 「赴任」って言葉は何かオジサン臭い気がするな。とにかく新しい勤務に今日からついた。スーツを着て9時に会社に行く、というのは今までの生活を考えるとかなりツライものがある。朝のコンビニでウィダーインで10秒チャージして出勤。
 テレビというのは、画面上には同じように映っていても、裏の作り方は各番組、各局で全く違うもので、まずはそのしきたりを覚えていかないといけない。そこを間違えると致命的なミスにもなるし、何より「そんな事も知らないの?」というのを無くしていかなくてはならない。それには、実際にやってみるのが一番。これは車の運転みたいなものなのかもしれない。とりあえず55秒を編集、オンエア。
 その後、北新地付近で飲み会。年上の人ばかりだったけどとてもリラックスできた。タクシーで帰っても980円という安さに驚く。夜12時にはバタンキュー…となる。
3.Jul. Sun 【準備】
 大阪に着いたものの部屋はグチャグチャで、そんなこんなで昨日は近くのホテルに泊まった。今度の部屋は大阪ミナミにほど近いので、そういうことが余裕で可能なのだ。本棚の位置を決め、うずたかく積まれた段ボールを一つ一つ開け、本を入れていく。集中した作業の結果、基本レイアウトはほとんど出来上がった。
 何となく買い出しに出たつもりが、何となく高速に乗って神戸へ。「Fran Fran」の場所を神戸以外に知らなかったというのもあるけど、とりあえず7年前と変わらずに店はそこにあった。とりあえずスリッパとゴミ箱なんかを購入。できるだけ、モノは増やしたくないので、控えめに。
 早く部屋が落ち着くといいな。部屋が落ち着かないと、気持ちも落ち着かないような気がする。
2.Jul. Sat 【両親】
 これからスーツを着る生活が始まるにあたり、10年前の就職活動のスーツをいつまでも着ているのはどうか、ということで両親と一緒に横浜のアウトレットまで買い物に行った。もうちょっと若ければ「親と買い物なんて」と思ったかもしれないが、今となっては有り難い限りである。夕方、人と会ってから大阪まで車で行くことになっている僕に合わせて、テキパキと買い物。「靴も買いなさい」と靴も買ってもらう。
 帰りがけ、食事をしようと磯子プリンスホテルへ。高台にあるホテルのレストランからは横浜の工業地帯しか見えないが、その風景が何故か心にしみた。他愛もない話をしながら、父がステーキを取ってきてくれたことや、母とアイスクリームを分け合ったことを、僕は一生忘れないだろう。

 東京と大阪なんて新幹線で2時間半。夜9時に乗れば翌朝まで東京で過ごすことだってできる。なのにこんなに寂しいのは何故だろう?その答えをずっと考えながら子供の頃と同じ、車の後部座席にちょこんと座っていた。今まで、周りにも不思議がられるほどに両親と友達付き合い(みたいに)してきたから、今さら照れくさくて深い話なんてできない。
 二子の家で、荷物の確認をパパパとすませて、「じゃぁね、気をつけてね」とあくまでさりげなく去ろうとする両親。こういうドライな感じを望んでいたのは僕だったはずなのに、どうしてもそうはしたくなかった。

 カメラを出して、2人を撮る。今までに何万枚撮ったかわからないけど、ファインダーが涙で見えないのは初めてだった。それでも泣いていると気付かれたくないので、車に乗ってエンジンをかける。気持ちを落ち着かせて、車を出す。すれ違いざま「ケンカしないでね」と言うのが精一杯だった。「ケンカなんかしないよ」という声と「泣くんじゃないよ」という声を背中に受けながら車を走らせる。
 いつもは偉そうなことを言いながらも、僕の人生の先はまだ見えない。それは我ながら不安でもある。だけどいつか、きちんと落ち着いて、彼らを安心させられたら、と思う。

 それからも色々とあったけど、とにかく夜10時すぎ、車は無事、大阪へたどりついた。
1.Jul. Fri 【本当にさようなら】
 東京での最後の夜。今まで6年間やってきた番組の歓送迎会が催される。我が番組のスタッフはおよそ100人とも言われ、会場の奥の方の人の顔は見れない、というくらいの人が集まった。今回の異動はとても大きなもので、5年、10年とやっていた人物が何人も抜けたこともあり、歓送迎会もこれまでになく賑やかで、そして「深い」ものになったと思う。
 6年前にこの番組に来た時、バラエティ番組しか経験していない僕は勝手もわからず、失敗も多く、「辞めちまえ」と酒をぶっかけられたこともあった。でも本当に沢山の人々に支えてもらいながら、何とか一人前として認めてもらい、大きな取材を任されるまでになれたと思う。そのことを挨拶で喋って、泣いた。苦しみ合って怒鳴り合って、支え合ってやってきた仲間達を前にして、涙をこらえることはできなかった。
 僕はこの送別会で涙を流せたことを誇りに思う。それだけのことをこの場所でやって来られたという自負があるから、臆面もなく涙を流すことができた。居心地のいいこの場所を離れるにあたって、こうしてきちんと別れることができたのは、本当によかった。
 2次会。昔のこと、これからの事。色んなことを話しながら時間が過ぎる。花束を抱えてタクシーに乗り込む。段取りとしてはわかっていても、それをこなしている自分が何故か、その役を演じているような気すらしてくる。
 1ヶ月前にはフィリピンにいて、まさかこんなことになるとは思っていなかった。そして今、バタバタと変わった運命の流れの中で、新たな場所に泳ごうとしている。いつかこの日々を、懐かしく思い出せるようになることを思いながら。
30.Jun. Thu 【大阪へ】
 昨晩色々あって目覚めた気分はかなりブルーな感じ。それでも6時半の新幹線に乗って大阪へ向かう。不動産屋で書類にサインして鍵をもらって大阪の部屋へ行くと、既に引越屋さんが待っていた。「これはどこですか?」「これはどうしましょう?」という問いに明確な答えも出せず、とりあえず置いといて下さい、みたいな感じで搬入完了。引っ越しって荷作りさえ出来たら簡単なんだなぁ、と思う。
 昨日の東京の雨とうってかわって大阪は快晴。片付かない部屋でソファに座っていつの間にか眠ってしまう。ここ何日かのバタバタと落ち着かない日々で、かなり疲れがたまっているなーと思う。トイレットペーパーも石けんもないので、近所に買い物がてら出かける。繁華街からちょっと奥に入ったところにあるこの街は最近賑わい出したオシャレスポットとされており、石を投げればカフェに当たる、という位にカフェが多い。代官山とか自由が丘とか、そんな感じの街らしい。
 もう7、8年前のことになるが、僕はこの街のあるマンションを取材した。そこは解体が決まっているとかで、とにかく住民は「何をしてもいい!」とされていて、アーティストが各部屋で壁をはがしたりペンキ塗ったりして好き放題に暮らしていた。
 フラフラと歩いていると、そのマンションらしき建物が真っ黒に塗られてオシャレマンションにリニューアルしているのに出くわした。なるほど、僕はあの頃、この街の黎明期に立ち会っていたらしい。
 夜、スーツに着替えて出社。今日は新しい部署の歓送迎会があるのだ。緊張の宴会があって、その後はボーリング大会(なぜか)。深夜、ホテルではなく、自分の部屋に帰るのがとても不思議な感じだった。