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30.Sep .Fri 【意外な反応】
 昨日は夜中まで色々やっていたが、今日も朝から阪神百貨店を取材。ものすごい行列になっていた。

 さて、昨日のビールかけは意外な反応を呼んでいた。まず、昨日の帰り道、電車に乗っていると、東京から連続でメール。「ビールかけられてたね」「周りは大爆笑でした」…って、全国放送で流れてたのか!!
 しかも、その後のローカルニュースでも「ビールの苦手な記者」として丁寧なスーパー入りの放送。さらにその後の特番でも使われ、今日も全国放送の情報番組(自分の古巣でもある)やローカルニュースで使われた。そしてそのたびに、「見ましたよ〜!」というメールが入るのだ。テレビって色んな人が見ているんだなぁと思う。

 「アサヒカメラ」で格好よくデビューしたと思ったら、相当格好わるいテレビ記者全国デビュー。まぁ、この9月の締めくくりに丁度いいフィナーレだったと思います。

29.Sep .Thu 【ビールかけられ】
 11日も日記を飛ばしたのは初めて。色々忙しかった、というか、色々あったのだ。そして何だかんだ言って、遂に日記を復活させるのであります。今後とも宜しくお願いします!

 この10日間で特筆すべきことと言えば、やはり「アサヒカメラ」が発売されたことでしょう。本屋さんに行くと、運が良ければ平積みになって、自分の名前が表紙に載った雑誌が売られています。そしてそのページを開くと、もれなく僕の写真が載っている訳です。
 最初に出来て来たときは、何でこんなセレクトにしたんだろう?とか思ったりもしたけど、瀬戸正人さんが言うように、結果的には中々良いページになったのではないか、と思う。何か、普段のPO-Uらしさとはちょっと違う気もするが、また別のテイストということで…。

 そして、今日、何があったというと、「阪神タイガース優勝」である。僕の職場としても、徹底的にこのネタの取材が組まれていた。自分の名前を探してみると、何故かサウナの取材になっている。阪神とサウナと何の関係があるんだろ?

 夜8時すぎ。とあるサウナの駐車場に僕はいた。周囲はブルーシートで防水対策がなされている。圧倒的に弱い巨人を相手に余裕の試合をすすめる阪神。自慢じゃないけど、監督以外、誰も知らない。JFKとか言う人がいるらしいが、大統領以外はよくわからない。

 そして最後の打球をライトか何かの人が捕った瞬間、サウナの駐車場は狂喜したファン達のビールかけ会場に変身!あっちもこっちも狂ったようにビールをかけ合い始めたのである!当然、僕はそこで実況レポートしなくてはならない。「阪神タイガース優勝!ファン達によるビールかけが行なわれています!!」と絶叫する僕。しかし、ファン達はお約束通り、僕にビールを浴びせかけてくる!上から横からビールのシャワー。ちなみに言うと、僕は阪神もビールも嫌いである。

 全身ビール人間となって取材を終え、タクシーで移動してとある場所から素材伝送。なかなか笑える絵ヅラ。その後、会社に「サウナでシャワー浴びて行ってもいいですか?」と電話すると、「周辺で何か騒ぎが起きるかもしれないから、街を見て来るように」との指令。「トホホのホ…」という訳で、「アサヒカメラ」にはアフガン、イラクを撮る国際ジャーナリストのように載っている僕は、事務所のトイレでビールまみれの体を洗うのでした…。

18.Sep .Sun 【何ともはや】
 昼から用事をこなして、夕方大阪へ戻る。浮き沈みの激しい日だった。

 Uという先輩がいる。
 9年前に僕が新入社員で入った時の同じ番組の先輩。つまりディレクターとADという関係だった。U先輩は自他ともに認めるサディスティックな人。一番の思い出は、入社2年目を迎えたばかりの夏。当時やっていたお笑い番組の歓送迎会の事。
 当時、その番組の宴会は、病院のお世話になることも珍しくない、恐ろしいものであった。特に新人ADの僕などは、「倒れてナンボ」の世界である。そんな中、U先輩が東京転勤で番組を去るということもあり、「最後の宴会」を任された僕には多大なプレッシャーが重くのしかかっていた…。
 困り果てた僕に先輩が渡してくれたリストには「大人用おむつ、山下清風のランニング、ローション、ムチ、バリカン等々…」。僕はそれを忠実に用意した。

 その夜の光景は今も語りぐさとなっている。夜のナンバには髪の毛を中途半端に刈られ、パツパツのランニングにオムツ姿の僕が意気揚々と歩いていた。体育会系の厳しいAD修行時代。でも、変な話だけど、そういう経験をした、ということが芸の肥やしになることも、また事実であった。歓送迎会の道化をやり遂げた僕を、U先輩は満足気に見ていたのだった…。

 何年かして、僕も東京に転勤になった。あれは3年くらい前だったか、U先輩が僕を食事に誘ってくれたことがある。「あの辺の店にしよう」なんて話ながら歩いていると、ついついADに戻って走り出してしまう。そんな僕に「もうそんな事せんでええねん。一緒に行こうや」と言ってくれた先輩。「自分のADだった奴が一人前になって活躍しているのが嬉しい」とも言ってくれた。結婚して子供も出来て、これからという時だった。

 若い人の癌は進行が早いという。今日は先輩のお通夜だった。小さな女の子が先輩の大きな写真を見上げて「パパー」と無邪気な声を上げる。若い奥さんが抱き上げる。誰もが信じられない、といった感じでその写真を見上げていた。

17.Sep .Sat 【東京郊外→都心】
 今日は、日本女子大でのアフガン写真イベントの下見。11時に西生田の大学で待ち合わせ、ということで路線検索をしてみると…もより駅を6時には出ないといけない!トホホ……という訳で、5時には起きて色々準備して東京へ。10時には「読売ランド前」に着き、そこから山道をえっちらおっちらと登って行く。ポンジョってこんな所にあるんだ!というのが素直な感想。まわり何にも無い山ん中です…。
 予算とか内容とかで若干もめつつも丸く収まり、やれやれといったところ。民間企業で働いていると、大学のシステムで動くということになかなか慣れず、行き違いも生まれてしまうけど、とにかく目的は「良いもの」を見せること。大学側にも骨を折ってもらっているので、こちらもきちんと応えられるように頑張ろうと思う。

 その後、せっかく東京に来ているので表参道TIECIELで髪切って、青山をブラブラ。ちょっと服を買う。それから、特設ギャラリー建ててやっている「ブルース・ウェーバー展」へ。ここでひと悶着。19時20分に行ったのに、「混雑につきもう受付終了しました」との事。はり紙でもしてあればいいんだけど、「20時まで」とデカデカと書かれているので合点がいかない。
 同じく、20時までだと思ってきたオジサンと抗議する。(あくまで淡々と)で、結局担当者が上の人に電話をして、あっさりと「どうぞお入り下さい」となった。でもギャラリーというのは見る人の気分が良くないと、「作品」も全然訴えてこない。受付の人が「さっきはすみませんでした」とステッカーをくれたので、ちょっと心落ち着いたけど。写真の展示の仕方というか、壁に直接キャプションを書くスタイルが可愛くてよかったと思う。

 で、鍼などした後で六本木ヒルズ。今日は車なので移動も楽し。友人あんこ夫妻と食事しながらよもやま話。最近、信じられないような不幸な出来事が相次いでいる、という話などなど。思えば長い一日でした。

16.Sep .Fri 【アサヒカメラ届く】
 大阪→京都と取材してまわる。今週は取材続きで何より。外に出ている方が楽しいもんね。
 最近、涼しくなって来た。季節の変わり目を感じる今日このごろ。半袖Tシャツでは、夜はツライところである。朝からメールで「アサヒカメラ見たよ」という報告。僕自身、見ていないのだが、(発売は20日)あるところにはあるらしい。

 そして、帰宅してみるとポストに入っていた!このコーナーに載ればみんなそうなんだけど、表紙に名前が載っているのがすごい。写真は…もはや全然客観的に見れないのでよくわかんない。これを決めた時はあまりにも忙しすぎたこともあるけど、どうなの?というところも正直、あったりする。
 そして、写真家紹介ページ。思いつきで持って行った顔写真が、まるで戦場カメラマンのよう。イメージ全然違います。とにかく、20日は本屋さんで見てやって下さい!!
15.Sep .Thu 【お休み】
 2週間ぶりに休みがとれた。まずは10月の個展にむけたポスター作り。イメージは出来ていたので、意外とすんなりできた。ただ、プリンターの色調整が上手く行っていないのか、あまり納得いかない色合い。困った。

 夕方、何故か今さら『宇宙戦争』。カトリーナがあった今、改めてこの映画の風景が現実となっていることを思う。公開当初は良くないという噂も聞いたけど、十分面白かった。宇宙人がやってくることや破壊を続ける理由などはほとんど語られないが、それが宇宙人というものなのでしょう。

 夜はトータルワークアウト。今日は結構ラクだった。でもラクではいかんのでしょうねぇ…。
14.Sep .Wed 【ゴキゴキゴキゴキ】
 最近、東京の公園でニシキヘビが捕まったり、琵琶湖でピラニアが捕まったりと、川口浩もビックリの現象が日本各地で起きている。そんな中、今日もサソリが見つかった。しかも同じ部屋から2匹目。何故?という疑問もあるが、僕は取材の流れで、先週捕まった1匹目のサソリに会いにいくことになった。1匹目のサソリは某昆虫研究所に預けられているのだ。

 昆虫…。カブトムシとクワガタくらいならいいけど、昔から嫌いな部類である。10冊揃いで買ってもらい、飽く事なく読んだ生き物図鑑も、昆虫の1冊だけは、触れるのも嫌だった。(1冊だけほとんどめくっていない)

 この研究所は一般公開もされており、水槽に入れられた虫達が展示されている。まず僕らを出迎えてくれたのは、「触ってみよう、体験コーナー」。水槽の中で蠢く虫は、カブトかクワガタか、と思ってよく見ると…。ずんぐりとした胴体に見慣れた頭…。これって…ゴキブリじゃん!!
 何でも、森林ゴキブリとか何とかいう種類で、(←普通、うろ覚えの時はネットとかで調べて書くのですが、一緒に写真が出て来たらいいので、調べません)羽根が退化して飛べないんだそうな。だからフタの開いた水槽で展示されている。それにしても、何もゴキブリ触らせなくてもいいのにねぇ…。顔つきはゴキブリそのもの。

 で、肝心のサソリ君と対面。また逃げ出しては大変なので、鍵のかかる場所で撮影となる。その場所は展示水槽のバックヤード。暑い中、自分の右10cmにはマダガスカルオオゴキブリ(だか何だか)という巨大ゴキの水槽。あと、ナナフシとか、嫌いな虫が並ぶ。

 そんな中、サソリ君の水槽をカパッと開けると、中から子ゴキブリがウヨウヨッと出てくる。サソリ君のエサ用に入れられていたものだ。もう、虫嫌いの人はここで卒倒してもおかしくはないシチュエーション。うう…。それでも頑張ってサソリ君の姿を撮影。何てったってこの映像は夕方の全国ニュースにのるのだ…。ま、いまさらこの一匹目のサソリの映像にどんな意味があるのかもよくわかりませんが。

 世の中には色んな仕事があるなぁ、と思いました。

13.Sep .Tue 【東京】
 朝から東京で取材色々。埼玉にも行った。昨日の仙台と較べて埼玉は日差しも強く、とっても暑かった。さいたま市になって、もはやどこが大宮だか浦和だか、全然わからない。せめてさいたま市大宮区くらいにして欲しいもんだ。

 東京に戻って、来月の日本女子大での個展打ち合わせ。主催しているボランティアの人達に来てもらって色々とお話。メールでのやりとりだと全然進まないので、直接会って話せてよかった。話しているうちにインスピレーションも色々と沸いてくる。9月の個展延期になって、本当に良かった。危うくこれまで共倒れになるところでした。
 しかし、かなり手づくり感覚あふれるものになりそう。いかにちゃんとしたものにするか、大変そう。
12.Sep . Mon 【仙台】
 昨日は選挙。そしてそのまま会社に泊まって朝の飛行機で仙台へ。寝不足のスタッフはそのまま飛行機に吸い込まれ、仙台空港に着くやタクシーに乗り込み、気付けばとある小学校。そこで取材色々。そこで何に驚いたって、小学生達のお行儀の良さ。何か、「最近の子供たちは…」という表現をついついしてしまいがちだけど、今日出会った子供たちは実によくできた子たちだった。
 テレビカメラを向けてもはしゃがない。(でも興味は津々)質問にはきちんと答える。敬語を使える。仙台の子供は偉いなぁ、とつくづく感心しました。
 その後も大学の研究室等々を回って夕方まで仙台。そういえば、仙台に行くのって初めてだったかもしれない。暑さもそこそこで、風も吹き、高いビルもなく、緑が多い、綺麗な街だと思う。並木がすごく大切にされていて、杜の都という表現がピッタリだ。
 みんな疲れていたので牛タンは今度にすることにして、そのまま次のロケ地である東京へ向かう。新幹線で1時間半。スタッフとホテルで別れて、とりあえず渋谷へ。1ヶ月ぶり。とりあえず馴染みの鍼灸師に鍼を打ってもらう。久しぶりの鍼は効くなぁ。
11.Sep .Sun 【9.11】
  衆院選投開票日。小池百合子や佐藤ゆかりや片山さつきが勝ち、ホリエモンが敗れた。松浪健四郎や辻元清美は落ちたと思ったら比例で復活。現時点(深夜1時半)で、自民党がオニ勝ちし、岡田代表は先程、正式に辞任を表明した。
 この1ヶ月というもの、「選挙」というものにかなり主体的に関わって来たから、それなりに感慨深い。でも「え?こんな人が議員になっちゃうの??」という人が結構いて、「風」というものの恐ろしさも感じる。300議席はやり過ぎだよなぁ。

 選挙の片隅で、「9.11」のニュース。ニューヨークは今年もよく晴れていた。あれから丸4年。世界は確実に不安定になり、「戦争」という言葉では表現しきれない争乱の時代に傾いている。その流れの中で、日本では一つの政党が絶対安定過半数を獲得し、しかもそれを支えているのは宗教団体の政党だ。(連立で衆院の3分の2を占めてしまった)

 この数ヶ月の流れの中で、今回の結果はある意味当然だったかもしれない。「郵政解散」に注目が集まり、「改革」が必要だと思い、「民主党では頼りない」と多くの人が思った。今まで選挙に行かなかった人も投票所に足を運び、「自民党」に入れた…そしてこのような驚くべき結果を導き出した。あくまで民意として。
 「9.11」という日が今後の歴史において不幸なターニングポイントでないようにしないといけない、ですねぇ。
10.Sep . Sat 【自衛隊/選挙】
 朝から自衛隊関連の取材。場所は四国某所ということで、移動が大変だなーと思っていたら、ヘリコプターでの移動とのこと。そういう訳で、生まれて始めて迷彩柄の軍用ヘリに乗ることに。

 自衛隊の駐屯地に行くと、不思議な感覚に陥る。すぐそばには普通の生活のある街並なんだけど、基地に一歩入ると別世界。迷彩の軍服を着た門兵に敬礼をされて入ると、中にいる人はほとんどがカーキ色のシャツに迷彩パンツ。若い人がそういう服を着ているのは違和感ないが、けっこうなオジさんがバッチリ迷彩で決めているのが、ちょっと「戦争」を思わせるのだ。

 2人乗りの小型ヘリに乗り込む前に注意事項。ヘリを降りた時に決して後ろに回らないこと。もし手でも伸ばしたら、一瞬にして無くなってしまうとのこと。そんなお話を伺い、ミリタリー色あふれるヘルメットを付けて乗り込む。軍用機というのは乗り心地など考えられていないので、カチカチのシート。ヘルメットがゴツいので頭をもたれさせることもできない。で、大きな音を上げて発進!

 自分の左側は足元ギリギリまで厚さ1cmほどの強化プラスチックみたいな透明のドアだけ。これは高所恐怖症の人だったら泡を吹いてしまうでしょう。飛行機と違い、かなりの低空の移動。一緒に移動している2機も前に見ながらヘリで飛ぶ様子は、『地獄の黙示録』や『ブラックホークダウン』を思わせる。平和だ平和だと思っている日本で、こんな光景を見られるとは…。チェチェン戦争で、パイロットの顔が見えるようなところから機銃掃射されたという話があったが、その逆目線はこんな感じだったんだろうな…と思う。

 そんな貴重な経験をさせて頂きながら色々あって取材終了。昼過ぎに会社に戻ってから和歌山へ。いつも回っていた地区とは別の地区から。いかにも「田舎!」という感じの山の中の選挙区。事務所関係者の話も、一部よく聞き取れないところがあって難儀する…。
 12日間にわたった選挙戦も、今日でおしまい。何か、「祭りの終わり」みたいな雰囲気で各陣営で涙のクライマックス。なかなか感動的だった。
 帰りがけ、和歌山ラーメンを食べようかと迷い、店の前まで行くも、一週間で2回はマズいか…と思い直す。大阪で夕飯食べようと思って大阪までたどり着くが、そのまま眠ってしまう…。
9.Sep . Thu 【はとが花咲く。】
 朝一番で和歌山へ。ものすごく日差しが強い。何故か花壇に鳩が咲いていた。ジリジリと炙るような残暑の中で、選挙戦はあと2日を残すのみとなった。
 そんな中、「選挙、選挙」と言いながらも忙しさにかまけて自分が選挙に行かない訳はいかないので、期日前投票に行く。この前、わざわざ世田谷の選挙管理委員会から送ってもらった投票用紙を持って、区役所へ。今回は期日前投票の投票率も1.5倍とか2倍になっているらしく、結構人が多かった。
 今日はデーブ・スペクター氏が大阪に来ている日だったので、夕方には大阪に戻る。短い時間だったけど、色々とお話。面白いギャグもあったけど、ちょっとブラックすぎて書けない…。
 それと、東京からキクチディレクターが来ていたので、晩飯など行く。それにしても、これからしばらくは忙しそう。スケジュールを見ながらしばしため息…。
8.Sep . Thu 【もうすぐおしまい。】
 昼過ぎまで大阪、そこから移動して和歌山へ。選挙もいよいよ終盤戦、色々と取材をしてまわる。和歌山の商店街も、どこに何があるのかだいぶわかってきた。夕焼けが綺麗だった。ほんの2、3分でもこういう瞬間を味わえるのはとても良いと思う。

 夜、そういえば、和歌山ラーメンというのを一度も食べていないなーと思い、タクシーの運転手さんに案内してもらってとあるお店へ。(名前忘れた)小さな店だが、吉本芸人とズームイン朝のレポーターのサインが掲げられている。お味はなかなか。(僕は味覚に乏しいので、何とも言えないのですが)
 お客は僕1人だけで、テレビからは「クイズミリオネア」。店のオバちゃんもお兄ちゃんも、お姉ちゃんも、3人が固唾を飲んでみのさんと挑戦者の熱い目線の行方を追っていた。「Aやで」「Aやんなー」などとお茶の間状態。「お会計」を頼もうと思ったのだが、テレビでは山咲トオルの「Aです!」にみのさんの「ファイナルアンサー?」。トオルちゃんとみのさんのカットバックに、このお店のリアクションも挟み込みたい位だ。ズン、ズン、ズン、CM!

 店内の緊張が一気に緩和されたところで、ようやく「お勘定」をお願いする。「続き見て行かへんの?」とオバちゃん。まぁ、このタイミングでCM入れるということは、トオルちゃんはここで敗退だろうな、と思っていたので、「いや、いいっす。どうも!」と言って店を出る。いいお店でした。
7.Sep . Wed 【カーテン】
 21世紀の現在、普通に暮らしていれば、「危険」とか「死」なんてものは、はるか彼方にしかない。多くの人が今、そう思っているし、実際にそうだ。しかし、ニューオーリンズの映像や、アフガニスタンの2人、そして今回の台風…。時にこのような形で、風がカーテンをめくるように、「死」を始めとする非日常は日常のすぐ隣にあるんだということを気付かされる。
 今は、良くない時代なのか、それとも未来から振り返ればまだ「良かった」時代なのか。後者でないことを祈る。ただ気になるのは、最近その「カーテン」が薄く、軽くなりすぎているということだ…。
6.Sep . Tue 【拉致問題】
 横田夫妻に久しぶりに会った。とある衆院選候補者の応援に来たのだ。報道陣も少なく、30分ほど横田夫妻、有本夫妻とお話することができた。
 今回の選挙、「拉致問題」は全くと言っていいほど話題になっていない。前回の選挙で、あれだけ声高に叫ばれていたのに、どの党もマニフェストの片隅にちらりと書いてあるだけである。そしてそれは、マスコミも含めての責任、関心の低下なのだろう。
 「信じられないようなことが次々に起こるからねぇ…」と早紀江さんは言っていた。確かにアメリカのハリケーンは凄まじいし、今日の台風も大きな被害をもたらしている。しかし、だからと言ってこのまま「風化」させていい問題でもない。
 候補者と共に、商店街を練り歩く横田夫妻。さすがに、横田さんが来ると、多くの人が足を止めて「頑張って下さいね」と声をかける。握手をする。72歳と69歳の身で、驚く程に闊達に動き回り、訴え続ける横田夫妻。ただ付いて行くだけでも疲れるような長い道のりを、一瞬も気を抜くことなく、歩き続ける。
 今回の選挙も、横田家には「横田めぐみ」さん宛の投票用紙が届いた。もちろん、投票に行けることはないだろう。「投票に行きたくても行けない人もいるのだから、行ける人はきちんと権利を行使して欲しい」と滋さんは言う。2人はこれから、北海道から九州まで全国を駆け回るそうだ。被害者の家族が何でこんなことをしなければならないのだろうか?
5.Sep . Mon 【仕事色々】
 東京の方では、台風の影響でものすごいことになっていたらしい。こないだまで住んでいた二子玉あたりも、ちょっと水害みたいになってたらしい。関西はそうでもなかった、と思う。朝から会社の編集室にこもっていたので詳しい事はわかりませんが…。
 ちょうど一年前の日記を見てみると、同じように「東京で大雨。渋谷で膝下まで」と書いてあった。いやぁ、日記を付けると、こういうこともわかって面白い。ついでに、「ナベツネ辞任」とかも話題になっていた。今も「星野巨人監督誕生か?」と話題になっており、歴史は非常に単純な繰り返しを見せているなぁ、とある意味感心。

 英訳をお願いしていた原稿が業者から上がってくる。さすが、詩的な表現とか、逆立ちしてもこうは書けないという文章が上がって来て満足。高いけど…。
4.Sep . Sun 【仕事色々】
 同じく、今日も和歌山へ。普通に和歌山に通勤している人みたいな感じだ。あちこちをまわって取材。雨が降ったりやんだり晴れたり、クルクルと天気が変わる。撮影っていうのは不思議なもので、「雨が降らないで欲しい」時になると雨が降り出し,どうでもいい移動の時に美しく晴れ渡ったりする。これは「旗」を撮る時にも言えることで、三脚をすえてカメラを構えた瞬間、直前まで風になびいていた旗はデローン、と情けない姿をさらすのだ。
 ともあれ、暑い。律儀に長袖シャツに背広まで着込んで走り回っていると、まるで水でもかぶったかのようにシャツがビショビショになる。それがいつの間にか雨に濡れて、もう何が何だか…という感じ。
 夕方、大阪まで戻って、今までさぼっていたプレビュー作業。僕は、編集前には美しいキャプションが無いと安心できないタイプなので、黙々とやる。山のようなテープが少しずつ片付いて行くのは、ちょっと嬉しい。結局、全て見終わったのは午前3時半。いやぁ、写真展延期になって本当に良かった…なんて不謹慎にも思います。
3.Sep . Sat 【東京5区?】
 今日も和歌山へ。選挙まであと1週間となった。ちなみに僕の場合、選挙できるのは6月末の時点で住んでいたところ、つまり東京は世田谷だそうで、「東京5区」の投票用紙が届いていた。んなこと言われても投票に行かれるハズもない。選管に聞いたところ、宣誓書を送ってくれれば大阪でも投票できる用紙を送ります、との事。仕方ないので宣誓書をダウンロードし、書き込み、東京へ送る。(何と非効率的な作業!)まー選挙の取材だなんだと偉そうな事をやって、自分が選挙に参加しない訳にはいかないと思うので。
 ユニセフによると、カトリーナの被害で30−40万人の子供が家を失ったことになるらしい。本当にアメリカなのか?という映像が今日もCNNからは流れ続けている。
 ロシア、北オセチアの学校占拠事件から丸1年が経った。相変わらず答えは薮の中。そして想像を絶する悲劇は繰り返されるのだろう。どこでどんなに子供が死のうが、政治的な流れは変わらない。
2.Sep . Fri 【カトリーナ】
 日本のテレビが「選挙」一色になっている中、アメリカは本当に大変なことになっている。ハリケーン「カトリーナ」の爪痕で、ルイジアナ、ミシシッピを中心に、まるで空爆でも受けたかのような状況。政府の対応が遅れ、街では略奪が横行。州知事は、強盗団は「射殺する」方針を発表。現地では、川になった街の中を、腐敗した死体が流れているという。避難所には冷房もなく、元々病気だった人が車いすのまま亡くなり、毛布をかけられて放置されている姿がテレビに映し出されていた。CNNからは「American refugee」という言葉が聞こえてくる。「アメリカ人の難民」。
そんな言葉を聞く日が来ようとは。死者は数千人と言われる。街自体を完全に放棄したところもある。まるで映画だ。
 被害が限定的で、明確な敵がいた9.11とは違い、この被害からの復興は本当に難しいだろう。特に、イラク派兵が響いて、十分な数の兵力を被災地に投入できないという問題も、後を引きそうな気がする。とにかく、テレビから流れる目を疑うような映像にただただ戦慄するばかりだ。

 もう一つ。パキスタンのクエッタからアフガニスタンのカンダハルに向かった中学教師2人が(恐らく)遺体で発見された。もう何度もアフガニスタンに行ったことのある人だったようである。こういうニュースは、本当に身につまされる。疑問に思うのは、何故わざわざクェッタ→カンダハルという、どう見ても危険そうなルートを選んだのか、ということである。バーミヤンに行くならカブール経由の方が近いし、カンダハルよりはマシだろう。(多分)
 恐らくは強盗などによると思われるこのやり切れない事件。最悪の結末になってしまった。

 お知らせ
 今月末に予定していた新宿御苑「プレイスM」での個展を12月に延期することになりました。引っ越しや選挙もあり、写真集も写真展も準備が遅れ、かなり中途半端なものになりかねないからです。今までお知らせしていた皆様には深くお詫びすると共に、あらたに生まれた2ヶ月の期間の中で、良いものを作れるように努力したいと思います。(アサヒカメラは予定通り、今月20日発売です)

1.Sep . Thu 【防災の日/今日も和歌山】
 今日は徹夜明け。出動もあったが、あまり仕事にならず、朝を迎える。午後からは、いつものように和歌山へ。今日はとても天気の良い日だった。

 ところで、昨日は防災の日。各地でイベントが行なわれ、朝から地震の危険性を訴える番組が流れてた。でも、聞けば聞く程、絶望的な気がする。
 東海、東南海、南海地震が、今後30年でほぼ確実に起きるということがわかっている。発生後、1万人以上が死亡。大阪などでは、石油コンビナートの火災が津波に乗って街に押し寄せる可能性もあるらしい。

 僕らには、防災グッズを買ったり、避難場所を確認しておくことしかできない。どんなに地震を研究したところで、「東海地震を防止する技術が開発されました」とはならない。 実際、あらゆる場所で震度5を越える地震が多発している中、もはや「その時」を待つしかないのだろうか?そうだとすると、僕らが毎日積み重ねている日々とは、一体何なんだろう?

 アメリカでは、巨大台風によってミシシッピが崩壊し、死者数千人と言われている。略奪も横行しているらしい。結局、いつの時代も、平穏な日常は、簡単に破壊されてしまうのだ。

 危険を予知するとか、実際の災害の報道に、慣れ切ってしまっている僕たちの危機感のなさが一番の問題のような気がする。
31.Aug. Wed 【ゲラ届いたり】
 朝、アサヒカメラから色校が届く。「色校をチェックする」なんて、作家になったみたいで嬉しい。自分の写真が、いつも見ている雑誌のフォーマットにはまっているのは何か不思議な感じ。いくつかの修正ポイントをメール。とりあえず、来月への仕事の一つはこれにて終了。(一番簡単なやつではあったが…)

 いい加減、個展の案内ハガキを作らなくてはならないと気がつき、慌てて作る。こっちで業者に発注することなども考えたが、結局このデータを元に、東京でいつもやっている人にやってもらう方が早いしラクだということで、そうなる。結局、時間的遅れが金銭になって跳ね返って来ているという構図。ま、仕方が無い。

 今日で8月もおしまいか。今日は泊まり勤務。まぁ、ハガキのベースも出来たことで、8月にしなくてはならない最低限の事まではクリアできたかな。